腰を反らすと痛い

症状

腰痛。座った姿勢から立ち上がる時や、腰を反らせた時に気になる。
特に反らせた際の痛みが顕著。
もともと違和感があったが、前日に特に気になり始めた。
現状は日常生活でまだそこまで痛むというレベルではないが、
翌日から家族旅行に行く事もあり、来院された。

分析

細かく動きの見てみると、反らす動きの他、
身体を左に倒す動きでも痛む様子。
その他、腰椎付近に圧痛点あり。
身体が全体的に硬く、柔軟運動は苦手との事。

施術

腰椎付近の柔軟性をとりもどすべく、関節可動域の調節、腰部の筋肉の緩和操作を中心におこなった。

考察

腰を反らせた際に痛む腰痛として、椎間関節症候群と呼ばれる代表的な病態があります。
通常、人間の腰は前凸になだらかにカーブしていますが、
長時間の座り仕事などで、腰が丸まってしまい、
さらにその状態で筋肉や関節が固まった状態になる事があります。
この状態で腰を反らそうとすると通常は前凸のカーブに沿って、
腰椎もしなるはずですが、丸まった腰椎を後方に力を加える不自然な動きになり、
関節部分に負荷がかかってしまう事によって痛みが出るケースがあり、
これを椎間関節症候群と呼びます。
腰の骨付近に圧痛点が出るのも一つの特徴で、
この方はまさに典型的なタイプと言えます。
無事旅行中は問題なく過ごせたとの事でした。

※施術効果には個人差があります。