自宅トレーニングで背中を痛めた

症状

30代 女性
背中の痛みを訴えて来院。
2日前の寝起きに背中に違和感を感じ、時間の経過とともに徐々に悪化。
ストレッチ等をしたがあまり改善が見られない。
4~5日前から在宅中の運動不足解消に、動画を見てトレーニングをしていた。
トレーニング後の筋肉痛というよりも不意な動きや咳払いなどで痛みがある。

分析

検査時、背部の筋肉には緊張が見られたが、圧痛は顕著ではなかった。
肩甲骨を動かす、深呼吸で背部の筋肉に痛みがあった。

施術

運動機能が低下している筋肉と関節へアプローチ。
緊張し、うまく収縮できていない筋を緩和した。
施術後には痛みがほぼ消失したが違和感が僅かに残った。
トレーニングのやり方をチェックし、アドバイスした。

考察

今回の症例も、在宅ワークの増加と共に起こっている症状の一例です。
運動不足解消のためにランニングやウォーキング、自宅でのトレーニング、
エクササイズなどを行う方が増えています。
普段からトレーニングやエクササイズを行っている人であっても違った環境、
違ったやり方などで思わぬトラブルになってしまっています。
特に動画などを見てやる場合に、
・目線や頭の位置はお手本と一緒ですか?
・細部が見えないことによって間違えたやり方になっていませんか?
といった点も気をつけてみてください。
今回は普段あまり使わない背中の筋肉が過剰に緊張したことによって起こった
軽度な症状でしたが、在宅中に張り切りすぎて怪我を・・・とならないようにお気をつけください。