ストレートネックと手のしびれ

症状

43歳 女性 デスクワーカー
首の痛み、肩こり、右手のしびれと動かしにくさがある。
20年近くデスクワークをしている。肩こりは慢性的にあったが、ここ数年で首の痛みやコリから頭痛になることがある。半年前から→手の指を動かしにくいと感じるようになり、最近はぼんやりとしたしびれも感じている。
整形外科で検査をした所、頸部の正常なカーブが失われ、まっすぐになった状態「ストレートネック」になっている事が原因だと言われた。

分析

検査時、頸部、肩の筋肉は緊張し、頚部の可動域は後に倒す動作(伸展)で制限と痛みがあった。
また、手に関しては、親指と人差し指でつまむ動作と親指と小指を近づける動作で左手と比較して筋力が低下していた。
姿勢は典型的な猫背で、座り姿勢では顎を前に突き出たような姿勢になっており、極度の後重心になっていた。

施術

猫背の姿勢からくる構造的な負荷を取り除くようにアプローチ。
加えて、緊張してる筋群を緩和し、手首や指を動かす筋群もストレッチや筋膜の癒着を取り除いた。
初回の施術後には頚部の可動域は8割回復し、痛みも半減した。また、指の筋力は左右差がない状態まで回復。座り方や姿勢のアドバイスを行い、エクササイズも行ってもらった。

考察

デスクワークに起因する身体のトラブルは、当然のことながらデスクワークを続けることに拠って悪化します。
ですので、
・施術(状態の改善)
・姿勢(デスクワーク中の負荷を分散する)
・エクササイズやストレッチ(メンテナンス)
の三つが揃う事が重要です。
特に、手の問題は休ませることが難しい場所でもあり、場合によってはテーピングやサポーターなども使用しながら負荷の緩和が必要になります。
また、手のトラブルは慢性化しやすい症状なので早めにご相談ください。

※施術効果には個人差があります。