肩の固さ(ダンス)

症状

20代 女性
肩の固さを訴え来院。
主にコンテンポラリーダンスとバレエを踊っている。
特にコンテの時に、後ろに肩、腕を引く動きが固く、可動域を増やしたい。

分析

肩甲帯の固さと、肘と肩関節の連動性が低下しており、肩甲帯と背中を同時に使うことが困難だった。バレエの動きは問題ないものの上体の筋力が不十分だった。加えて、体幹が反り気味で背部の筋肉に緊張が見られ、腕や肩を引きづらくなっていた。

施術

可動域を高めるようにアプローチ。
肩、肩甲骨、背中の筋肉の使い方を指示した。
体幹で押えながら腕、肩を引けるようにケアを行った。
初回の施術後には肩の可動域が増加し、4回目の施術後にはコントロールが可能な状態で、可動域も充分な領域になっていた。
更なる安定を図るため体幹のコントロールを調整中。

考察

肩の可動域の問題はダンスに限りませんが、スポーツに多い問題です。
肩の可動域と言っても肩関節だけに限った話ではなく、肩甲帯、肘、手首、背中、腰、体幹すべての条件が整う必要があります。
膝での所でも書きましたが、どの関節であってもストレッチをしたから必ず柔らかくなる訳ではありません。
柔軟性を高め、コントロールし、尚且つ効果的に使う為には、ちょっとし身体の知識が役立つ筈です。

施術効果には個人差があります。