ゴルフ後の左背筋痛

症状

40代 男性
左背筋の痛みを訴え来院。
10日前にゴルフをし、友人と飛距離を比べるドラコンをやった。
3日続けてラウンドしたが、その時は痛みもなかった。
2日後の朝に背筋痛を感じ、徐々に痛みが強くなり整形外科を受診。
骨には異常がないとのことで湿布薬を処方してもらい痛みは多少軽減したが、
この状態ではゴルフはできないので、何とかしたくて来院。

分析

姿勢では特に顕著な異常はなかった
触診にて肋骨8から10の肋横突関節付近に痛みがあった
また、肋間筋や最長筋、腹斜筋にも過緊張がみられた。
胸椎の可動制限もあった。
体幹の回旋で痛みがあり、スイング時に痛みがある。

施術

過緊張した肋間筋、最長筋、腹斜筋をストレッチを加えながら緩め、
筋膜リリースも行った
この時点で痛みは半減し、その後に胸椎へ矯正をしてほど消失
肋骨に沿ってテーピングをして終了。

考察

今回のケースは、スイング時に力みすぎて肋横突関節を痛めてしまい、
その影響で動きに関係する筋肉が過緊張を起こしたものと思われます。
肋横突関節は緩い関節なので、無理な動きをすることで痛めることは多々あります。
このケースでは炎症は多少起きていたものと考えられますが、
過緊張や関節の制限を取らないでいたので、いつまでも痛みが抜けなかったのでしょう。
ゴルファーで多い、力んでスイングをした障害。
ほとんどは力みからくるので、皆さん力みすぎには注意してください。

※施術効果には個人差があります。