ぎっくり腰(座る→立つ動作が痛い)

症状

27歳女性
昨日からの急性腰痛、ぎっくり腰を訴えて来院。
昨日の起床時に腰に違和感があり、徐々に悪化。
通勤途中でも痛みがあったがデスクワーク中に椅子から立ち上がるのが困難になった。
座ってから立ち上がる動作、ストッキングの脱ぎ履き、寝返りで痛みが強くある。
過去に同様の経験はなく、自覚的な原因は無いが、ここ2週間ほど仕事が忙しく、出張などの移動もあった。加えて旅行で電車に往復4~5時間乗った。

分析

腰部に強い痛みがあり、前屈は痛みがあった。
座ってから立ち上がる動作では痛みのために腰が伸びにくくなっていた。
加えて臀部に強い緊張があり、裏腿にも緊張が見られた。

施術

過剰に緊張している筋肉、構造的な不均衡にアプローチ。
初回は負担を減らし、日常生活の質を上げるように対応した。
腸腰筋、殿筋、ハムストリングはバランスを逸していたため重点的にチェックし、アプローチした。
初回の施術後、痛みは7割程度減少し、ゆっくりとお辞儀ができる程度に回復。
3日後に2回目の施術を行い、ほぼ痛みは消失した。
1週間後には可動域など運動学的な問題はなくなり、お尻の筋肉にコリ感と圧痛が残っている程度にまで回復した。

考察

毎シーズン書いていますが、ぎっくり腰(急性腰痛症)は季節替わりに多いように感じます。
今回は普段より座っている時間が長いことで臀筋群が緊張し、腰部のバランスが悪くなったことが原因と考えてアプローチをしましたが、季節替わりに多い理由は定かではありません。
ぎっくり腰になったら早めの対処を!!

※施術効果には個人差があります。