運動後(フットサル)に感じる腰の痛み
症状
趣味でフットサルをやっているが、プレーした翌日に腰痛になる。
普段は時間経過とともに腰痛は落ち着いてくるが、
今回は1週間経過しても痛みが続いている。
下半身にしびれなどの症状はない。
動作時(寝起き、くしゃみ)に痛みが出現する。
仕事柄、動くことが多い。パソコン作業も多く、立ち上がるときに痛みがある。
分析
姿勢上は丸まった背中が目立つ。
立位姿勢でも背中の丸さのため、骨盤の後傾、頭頚部が前方にいっている。
身体を動かしてもらうと骨盤が左へ流れる。
腸腰筋の検査をすると、緊張が認められ、筋力も十分に発揮できていない。
また、左の中殿筋も十分に筋力が発揮できていなかった。
施術
骨盤を起こすようにするため、骨盤への矯正に加え、背中を反らせる動きをつけていった。
腸腰筋の緊張がまだ残っていたため、緩めていき腰にも矯正を加えた。
考察
今回の症例は、腸腰筋の筋緊張による痛みと思われるが、
それは不良姿勢により、骨盤の後傾に伴い、下肢の筋力低下が起こったためと考えられる。
筋力低下している所に、フットサルをプレーしたことで、代償的に筋緊張に至ってしまったと思われる。
3回の施術後、フットサルをプレーした翌日には痛みの出現はなかった。
この方にはまだ筋緊張が認められるため、継続的に施術を行っていく。