捻挫後の足首の痛み

症状

20代 女性
足首の痛みを訴え来院。
2ヶ月前に足首を捻挫し、その後強い痛みは収まったものの、歩行時に僅かに痛みがある。
1週間前に買い物で断続的に一時間程度歩いたあとに痛みが強くなった。
朝の出勤時、デスクワークから立ち上がり歩き始めた時に痛みが強い。

分析

検査時、痛みのある左足をかばいながら歩いていた。
可動域には問題はなく、左の後脛骨筋と前脛骨筋の筋力に弱化がみられ、足底にハリがあった。
距骨の動きが悪かった。

施術

弱化している筋肉、足底アーチのアライメントを中心にケア。
後脛骨筋と前脛骨筋、足底アーチの機能異常、距骨にアプローチし、初回のケア後には歩行時の痛みはほとんど消失していた。
同時にテーピングでアーチをフォローし、リハビリを指示した。
3回目の施術後には朝やデスクワーク時の痛みも消失していた。
現状、リハビリとエクササイズを継続して行ってもらっている。

考察

今回の症例は、足首の捻挫に起因する機能障害とリハビリ不足から来る症状でした。
こう言ったケースでも、長期間放置されかばう事が当たり前になっているものも見受けられます。
今回は、受傷からそれ程時間が立っておらず、腰や膝、股関節などに症状が出ていなかったため、まだ軽度なケースでした。
長期に放置すると足首のリハビリは大変になります。
同時に、かばうことで生じる他の問題もクリアにしなくてはならず、早めに解消、リハビリをすることをお薦めします。

※施術効果には個人差があります